鳥害対策
ネット取付工法
ネット取付工法には、「防鳥ネットの取付工法」と「開閉カーテン式ネット工法」の2種類があります。
マウントベース工法
ワイヤーホグリング工法
ワイヤー編みこみ工法
1.防鳥ネットの取付工法
防鳥ネットの取り付け工法の主なものをご紹介します。
マウントベース工法
マウントベース(ネット取付け部材)を躯体に接着し、そこにネットを留めます。穴を開けてアンカーを打ち込む必要がないので、建物を傷めず、工事中の騒音もありません。また、比較的安価な工法なので、マンションのベランダなどで採用されるケースが多い。ただし、マウントベースは、接着面の塗装状態によっては、剥がれ落ちてしまうこともあるので検証が必要です。
マウントベース(ネット取付け部材)を躯体に接着し、そこにネットを留めます。穴を開けてアンカーを打ち込む必要がないので、建物を傷めず、工事中の騒音もありません。また、比較的安価な工法なので、マンションのベランダなどで採用されるケースが多い。ただし、マウントベースは、接着面の塗装状態によっては、剥がれ落ちてしまうこともあるので検証が必要です。
ワイヤーホグリング工法
コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ホグリングを使い、ワイヤーロープの枠にネットを留めます。強度や耐久性に優れているので、倉庫天井など広い面積にも対応できます。
コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ホグリングを使い、ワイヤーロープの枠にネットを留めます。強度や耐久性に優れているので、倉庫天井など広い面積にも対応できます。
ワイヤー編みこみ工法
コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ワイヤーロープに枠に樹脂材質のロープをねじり合わせながらネットを留めます。最も強度や耐久性に優れ、橋梁や高架下などで採用されケースが多い。
コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ワイヤーロープに枠に樹脂材質のロープをねじり合わせながらネットを留めます。最も強度や耐久性に優れ、橋梁や高架下などで採用されケースが多い。
レール&ランナー式
ワイヤー&リング工法
2.開閉カーテン式ネット工法
建物内が広大で、天井など、鳥が停留する箇所全てにネットや停留防止器具を取り付ける予算がない場合、建物の出入り口に開閉式のネットを取り付ける方法があります。換気を確保しつつ、鳥の侵入を防げます。バードブロックでは、以下の方法に対応します。
レール&ランナー式
カーテンレールにランナーを通してネットを取り付けるので、 ネットの開閉時が滑らかです。
カーテンレールにランナーを通してネットを取り付けるので、 ネットの開閉時が滑らかです。
ワイヤー&リング工法
ワイヤーロープにリングを通してネットを取り付けます。 レール&ランナー式と比べると安価ですが、走行性に劣ります。
ワイヤーロープにリングを通してネットを取り付けます。 レール&ランナー式と比べると安価ですが、走行性に劣ります。
鳥害対策
現場状況に応じた工法
鳥害対策は、様々な場所で行われます。マンションやビル、工場や倉庫、空港や駅、橋梁、文化ホールなどの公共施設や寺社仏閣など、それぞれの現場状況に応じた最適な工法が講じられます。
現場実例①
ベランダの侵入防止対策
ベランダ全面に防鳥ネットを設置します。線が細い単線ネットを使用すれば、目立たず圧迫感もありません。
隣室との間仕切り上下の開口部も封鎖します。
壁の穴あけや施工時の騒音が発生しないボンドビス工法があります。
現場実例②
屋上の飛来対策
ベランダ全面に防鳥ネットを設置します。線が細い単線ネットを使用すれば、目立たず圧迫感もありません。
隣室との間仕切り上下の開口部も封鎖します。
壁の穴あけや施工時の騒音が発生しないボンドビス工法があります。
壁の穴あけや施工時の騒音が発生しないボンドビス工法があります。
現場実例③
出窓やシャッターボックス上の飛来対策
出窓やシャッターボックス上がハトの羽休めに使われ、ベランダや階段下に糞害が発生するケースが多くあります。
剣山を隙間なく設置してハトの停留を防止します。
忌避剤(鳥類が嫌う特殊ジェル)を使用した停留防止策もあります。
現場実例④
太陽光発電パネルの営巣対策
近年、太陽光発電パネルの下にハトが営巣し、繁殖する被害が増加しています。パネルの上に糞が落ちると、発電効率の低下につながると言われています。
パネルの下にハトが潜り込めないようメッシュパイプを設置します。
日本瓦等設置面に凹凸がある場合は、ボンドビス工法で防鳥ネットを設置します。
現場実例⑤
倉庫・工場出入口の侵入対策
開閉できるカーテン式のネットを設置します。リフト等の突っ込み事故が発生しないように敢えて目立つ色のネットを設置します。
専用のカーテンレールを使用することでスムーズに開閉できます。
下端に隙間ができないよう重り(チェーン)を付けます。
現場実例⑥
高所におけるハト対策
高所作業車を使用して防鳥ネットの設置等の施工を行います。高所作業車運転資格を取得した作業員が行います。
駐車スペースが無い、工場内に侵入できないなどの理由で高所作業車が使用できない場合は、ブランコ作業で施工します。
ロープを使用した落下防止対策を行った上で作業します。
現場実例⑦