ハトの基礎知識

ハトってどんな鳥?


  • 成長の過程

  • 卵の温め方

    1回に産む卵の数は2個。しかも雄と雌1個ずつと言われています。 第1卵を産んだ後、3日目ぐらいに第2卵を産みます。 この2卵を産卵後に、本格的に温めを開始します。 初めは主として雌が温め、1週間前後より雌雄交互に温めます。
  • 寿命

    0~20年で、10歳くらいまで繁殖能力があります。ただし、多くはカラスに襲われたり、事故にあったりで寿命を全うする前に死んでしまうようです。
  • 食事

    米、穀類、豆類を好み、他の鳥類と異なり、動物質は食べないようです。 また、2~3日の絶食に耐え、餌よりも水を重視しています。この辺りは人間と似ていますね。 一説には水の匂いがわかり、水場に近いところに好んで巣を作るとか。 確かに、川沿いのマンションのベランダに被害が多い気がします。
  • 縄張り

    縄張り意識が強く、巣を守り、他のハトの侵入に対し、徹底的に争います。 一度住み着いたハトがしつこくやってくるのもこの縄張り意識の強さの現れでしょう。

恐怖!ハトの害


  • ハトによる害には鳴き声、糞、寄生虫などがあります。 早朝4時ごろから屋根の上で元気良くポッポーと鳴く声や、出窓の上で休んでいる時に鳴く声、飛び立つ時の羽の音などが「騒音」となり、睡眠障害やストレスを招きます。もともと鳥が苦手と言う方からハトの羽音や鳴き声に「恐怖感」を感じるという声もよく聞かれます。 糞害ですが、自分のフンの上で平気で生活できるのがハトの変わったところで、フンがあると逆に安心するようです。なので、ハト対策はまず糞の清掃が大切だと言われます。見た目の不潔感と共に以下のような弊害があります。

    ● 悪臭を放つ
    ● フンの汚れにより美観を損ねる
    ● ダニやゴキブリなどの害虫の発生源となる
    ● アレルギー物質や寄生虫、病原菌を媒介する
    ● フンに含まれる酸成分により、金属を腐食させる
    ● 「クリプトコックス症」「オウム病」などの感染症を媒介する



    ハトが人にかゆみを引き起こす外部寄生虫を連れてくることもあります。 主なハトの外部寄生虫を挙げます。

    トリサシダニ 家畜・野鳥を吸血するが、ハトが巣立った後など、吸血対象がいなくなると巣から這い出し、人を刺すこともあります。
    ワクモ 昼間は鶏舎の壁などに潜伏し、主として夜に鶏を襲います。ハトにも寄生し、人も吸血されます。
    ウモウダニ 鳥類の羽毛にたかり、羽毛や毛皮の屑を食べて生活しています。
    ヒメダニ ハトに寄生し、人を襲う例が少なくありません。
    ヒナイダニ ハトの体内や、羽毛の中に胞を作って寄生します。

恐るべし!ハトの繁殖力


  • 鳩は生まれて半年もすれば繁殖期に入り、1日に数回は交尾を行います。 春は他の鳥同様に最も旺盛な繁殖シーズンですが、他の季節も真夏以外はほぼフルシーズンで発情しており、年間に5、6回産む場合もあります。 鳥の産卵といえば春のイメージですよね。春の暖かい季節に、親鳥が虫を加えて雛に口移しで餌を与えている。 そんなイメージでしょうか。確かに虫が活発に動き出す春に合わせて産卵をしているようですがハトは例外です。 ハトは喉から栄養分豊富な液体を分泌し雛に与えています。 これをハトの母乳「ピジョンミルク」といい哺乳類以外の生物がミルクを与えられる珍しいケースです。 このミルクのお陰でハトは1年中の産卵し育雛が可能なのです。

不思議なハトの帰巣本能


  • ハトは渡り鳥のように季節によって住みかを移動しない「留鳥」に分類されます。 1年中ずっと同じ街に住みます。仮に何百キロも離れたどこか別の場所に連れて行っても自分の家に帰ってきます。 この優れた帰巣本能を利用し、鳩は昔から人間の手によって改良・育成され「伝書鳩」「通信鳩」といった人間の道具として使われてきたのです。 鳩の帰巣本能の秘密はいろいろと研究されてきましたが、実際のところ何故いつでもどこでも自分の巣に帰ってこられるのか詳しくは解明されていません。 最も有力な説では、地球の磁気や太陽の位置、自分の目や耳・鼻を頼りにいろいろな感覚で帰る方向を見つけていると言われています。 1000キロ近くの距離を1日で帰ってくる鳩もいます。

なぜハトはベランダに巣を作るの?


  • ハトの夫婦は非常に仲が良いです。一度ツガイになったら一生浮気しないと言われています。 良い条件のドバトだと、1年で5、6回も卵を産みます。 小枝を運んできて丸い巣を作り、通常2個セットの卵を産み夫婦で暖めます。 仲の良い夫婦の卵ですから「安全な場所」に産むのは当然。カラスに食べられたり、猫に持っていかれたりしないように普段人が行かないような高い場所や、室外機の物陰などの安心して育てられる環境下に巣を作ります。 また、一説には、ドバトのご先祖であった「カワラバト」は岩場に住んでいた鳥だったため、コンクリートの隙間を好んで寝床にしているという話もあります。 この様な条件が揃いやすいマンションのベランダが寝床にされてしまいます。

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